

2015年01月25日 (日) | 編集 |


突然ですが

とある駅のホームから見える

▲景色
どこだか分かりますか


答えは・・・

▲大相撲 初場所
が行われる両国駅の
ホームからの景色でした

左側に見える
武道館に見えなくもない建物が
両国国技館で反対側に見える建物が
江戸東京博物館ですね


この日、両国を訪れたのは


▲大相撲 東京 初場所 初日
チケットを握り締めて
大相撲の観戦に来たからでした


生で相撲観戦なんて初めてだし
両国駅に降りたのだって
小学生の時以来だったので

が止まりませんでした

そして改札を出ると壁には

と、大きな

▲横綱 若乃花の写真
が飾られていました


正直誰だか分からないですが

ちなみに・・・
どれぐらい大きな写真かというと
これぐらいです



アピール感がパネェっす

せっかくなので写真の力士を
紹介したいと思います


▲横綱 白鵬

▲横綱 武蔵丸

▲関脇 三重ノ海
なぜ最後が関脇なのか
なぜラインナップが
この



他にも歴代横綱の

▲手形
が飾られていたり
横綱の身長と

▲背比べ
が出来たりと
まだ改札すら出ていないのに
一人駅構内で
楽しんでしまいました


西口改札を出ると
そこには可愛らしい

▲力相撲像

▲力相撲像
いかにも力士の街っていう感じが
伝わってきます

その隣には外国人が好きそうな

▲顔出しパネル
実は私も顔出しパネルがあると
つい写真を撮ってしまうのですが
まだ友人と合流前だったし
こんな時に限って誰も近くを
通らないんですよね


顔出しパネルを諦めた私は

▲両国駅
を後にしました

ところで・・・
友人との待ち合わせ時間まで
大分時間があったので
直接国技館には向かわず
先ずは両国駅周辺を
堪能する事にしました


そんな訳で本日から
両国記を始めたいと思います

今日の一言
『ワクワクと 相撲の聖地 両国へ

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2015年01月26日 (月) | 編集 |


本日はプロローグの続きです

両国駅を後にした私が向かった先は


(えこういん)
今から約



明暦





開かれた浄土宗の寺院で
回向院周辺は処刑場だったのは
有名な話ですよね

また、江戸時代に振袖火事と呼ばれる
大火のせいで


犠牲者が出てしまったそうなのですが
時の将軍

▲4代 家綱公
の命により
この災害により亡くなられた
身元や身寄りのわからない人々の
亡骸を手厚く葬るようにと
建てられたのが
回向院の始まりなんですって


家綱公は徳川家の中でも
稀に見る良い将軍だったみたいですね

そんな回向院の

▲山門
をくぐると
一際目立つ

▲力塚
明治に入り
両国国技館が建てられるまでは
ここ回向院の境内で
勧進相撲が興行されていたそうです


それが今日の大相撲の起源だそうで
昭和






大日本相撲協会が歴代相撲年寄の
慰霊の為に建立したんですって

この力塚の隣に建っている

▲聖観世音菩薩立像
先ほどご説明した振袖火事で
亡くなった方達を見守る為に
平成に入って新たに
安置されたんだそうです

そして・・・
ひっそりと建っている

▲木遣塚
特に説明書きも無かったので
分かりませんが
どんな由来があるのでしょうね


ちょっと見辛いかもしれませんが


▲慈母観音像

▲慈母観音像
木遣塚同様
特に説明書きが無かったのですが
名前からして子供を護る観音様と
いったところでしょうか



他にも境内には
江戸時代の浮世絵師

▲鳥居清長碑
というのがありました

鳥居清長の墓は元々
この回向院にあったらしいのですが
回向院が被災・移転を繰り返すなか
失われてしまったものを
現在は慰霊碑という形で
建立したそうです


▲鳥居清長 作
私は浮世絵について
全くもって詳しくないのですが
検索してみると結構ヒットしたので
有名な画家だったみたいです

この碑の向いに建っているのは
宝暦





建立された

▲塩地蔵
腐食が大分進んでいますが
参詣者は願い事が成就すると
塩を供えたことから塩地蔵と
呼ばれるようになったそうです


ちなみに・・・
東都




都内に塩地蔵があと


あるという事なんでしょうか


この塩地蔵の後には

時代劇によく出てくる
義賊として有名な
あの人のお墓が



答えは次回へと続く・・・
今日の一言
『両国の 相撲の起源は 回向院

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2015年01月27日 (火) | 編集 |


本日は回向院 その1の続きです

前回ご紹介したコチラのお墓


答えは

時代劇によく出てくる
義賊として有名な
鼠小僧次郎吉の墓でした

皆さんの予想は当たりましたか


恥ずかしながら私は
実在する人物だったなんて
知らなかったんです


資料によると・・・
寛政





生まれ、その後
武家屋敷ばかりを狙う
盗賊だった事もあり
庶民の間では人気があったそうですが
天保





浅草で処刑されたそうです


そんな鼠小僧のお墓の前にはこんな

▲立て札
お墓の前にある欠き石とも呼ばれる
お前立ちを削って財布や懐に入れれば
お金回りが良くなると
言われているそうです


▲鼠小僧次郎吉の墓
もちろん

私も削った粉を紙に包んで
お財布の中に入れています

これでお金回りが良くなったら
嬉しいなぁ


余談ですが・・・
江戸時代は犯罪者の墓を作る事は

だったそうですが
鼠小僧に限っては
歌舞伎や狂言で演目したところ
更に庶民の間で人気に火がつき
祈願対象としての墓の必要性が
出てきた事で供養碑が
建てられたんだそうですよ


そうそう

鼠小僧のお墓の隣には
江戸っ子なら一度は
聞いた事があるであろう
猫の報恩伝説で有名な

▲猫塚
がありました

昔は石の頭部に猫を模ったものが
あったそうなのですが
お隣の鼠小僧の前にある欠き石と
間違えて削られてしまったそうです


そんな訳で現在は形を留めていませんが
囲いが作られてからは
削られる事も無くなったそうです

猫の恩返しのお話しを知らない方は
良かったら読んでみてね




▲クリックすると大きい画像が見れます
鼠小僧のお墓の近くに建っている

▲水子塚
寛政





時の老中松平定信の命によって
造立されたもので水子供養の
発祥とされているそうです


この水子塚の反対側
鼠小僧のお墓の裏側を通って
所狭しと並べられた

▲お墓
の間を抜けると
大正






関東を襲った

▲関東大震災供養塔
が建っていました

当時の住職の方が焼けた野原を歩き
亡骸を見つけては巡回回向し
また被服廠跡や隅田堤で
日夜読経念仏したそうです


それにしても
地震に限っては逃げようがないので
本当に怖いですよね



震災で亡くなった方達へ
哀悼の意を込めて
本堂へと移動しました

続く・・・
今日の一言
『欠け石を 削って持って 金持ちに


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2015年01月29日 (木) | 編集 |


本日は回向院 その2の続きです

本堂の中に入ると
宝永





安置された

▲本尊阿弥陀如来
大きさは・・・
身の丈六尺五寸五分
蓮座三尺四寸五分
そんな風に言われても

と来る人は少ないと思いますが
身の丈



蓮台高さ


と言われれば
何となく想像しやすいのでは
ないでしょうか


とても大きな銅作りの坐像でしたよ


この阿弥陀如来像は
通称・釜六(釜屋六右衛門)さんの
作らしいのですが
正直誰だか分かりません

ですが

この方はあの歌人

▲松尾芭蕉
が読んだ句
「花の雲 鐘は上野か 浅草か」
にも出てくる浅草寺の
時の鐘も造ったんだそうです


ところで・・・
昔は本堂を背にして露天に
安置されていた

▲本尊阿弥陀如来
いわゆる濡仏様だったそうです

ただ関東大震災を始めとした
震災等により回向院は
ことごとく貴重なものが
焼失してしまったそうです


本尊 の阿弥陀如来は数少ない
残った諸尊像の一つの為
現在は本堂内に
安置しているそうです


ご本尊の背面には

▲千体地蔵尊
ご先祖の供養や家運や社運の
繁栄を祈願する人々によって
奉安されたものなんですって


ご本尊が安置されている

▲部屋
はさほど大きくなく
講堂のような造りなのですが
周りには沢山の

▲供養菩薩像

▲供養菩薩像
が飾られていました

表に出るとガラス張りの

▲念仏堂
中に入る事は出来ませんでしたが
ガラス越しに見える部屋は
こんな感じでした



▲念仏堂
念仏堂の天蓋の念珠は

スワロフスキー製の
クリスタルなんだそうです

洒落乙ですねぇ


正面には豪華な

▲仏壇
が見えるのですが
扉はガッチリ閉められていて
中を拝見する事は出来ません


中には絶対秘仏とされている

▲一光三尊阿弥陀如来像
いっこうさんぞんあみだにょうらいぞう
(参考資料)
が祀られているそうです


県にある善光寺の絶対秘仏の
御本尊と同じ姿をした
ご分身仏なんですって

拝顔叶わなくて

こうして回向院を堪能した後
駅に戻りがてら友人に
連絡しようと携帯を取り出したら
バッタリ境内で鉢合わせしました


私が本堂に方に行っていた時
すれ違いで鼠小僧のお墓参りを
していたそうです

そんな訳で友人と
運良く合流した私は
仲良くのんびり両国国技館へと
向かう事にしました

すると・・・
駅に向かう途中

▲力士像&手形

▲力士像&手形
が所々に道沿いにありました


歴代の力士の手形と土俵入り姿の
ブロンズ彫像に違和感がないのは

きっと両国が力士の
街だからなんでしょうね

続く・・・
今日の一言
『ご本尊 千体地蔵に 見守られ

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2015年02月02日 (月) | 編集 |


本日は回向院 その3の続きです

回向院を後にした私達は
両国国技館に向かったのですが
途中、友人にこの後の予定を聞くと

力士の入待ちをするとの事

正直興味がなかった私は再び友人と
別行動を取る事にしました

そんな私が向かった先はコチラ



▲江戸東京博物館
後を振り返ると
あまり見る事はないと思われる

▲両国国技館の後
ここなら国技館も近いし
時間も潰せると思い我ながら
良いアイデアだぁあと思いました

ところで・・・
江戸東京って意味が重複して
いるような気がしてならないのは
私だけでしょうか


ちっぽけな疑問を抱きつつ
中に入ってみると
物凄く大きくて立派な

▲羽子板
思わず写真を撮ってしまったのですが

近くにいた外国人も
What a beautiful it is!!
(なんてステキなんでしょう!)
と感嘆な声を上げていました


そしてチケットを購入して
いざ博物館へ


▲入口
実際のところ沢山の展示物が
所狭しと陳列されていたので
今回は気になったものや
面白かったものを中心に
ご紹介していきたいと思います

先ずは
将軍の都と呼ばれるスポットで

▲徳川家康
が江戸幕府を開いてからの
江戸城を中心とした街並みなどを
知る事が出来ました

例えば・・・


三代将軍 徳川家光の時代の

▲江戸図屏風
全てを写真に収める事は
出来ませんでしたが
豪華な大名屋敷の門や
人々が賑やかに行き交う様子が
描かれておりました


そうそう

こちらの木像についての記事を
覚えていますか




▲徳川家康木像
レプリカではありますが
家康公が生前に作らせた
等身大と言われている木像を
ようやく見る事が出来ました


それから幕府を開いた時に
武家を統制するために定めた法令

▲武家諸法度(ぶけしょはっと)
ちょっと見辛いかもしれませんが
昔の人は字が凄くキレイですよね

でも現代人には読めないので

▲現代語訳
がキチンと書かれておりました

読んでみると結構興味深く
幕府がいかに強固なものだったか
伺い知る事が出来ました


先ほどご紹介した
徳川家康木像に続いて
増上寺の記事にも書いた

▲火消の図
ただこの絵に出てくるのは
め組ではなく千組だそうです

当時火消は四八組もいたそうで
以前紹介しため組は
現在の港区辺りの管轄で
この絵に描かれた千組は
現在の中央区辺りの
管轄だったみたいですよ


絵の裏側には
実際に火消が着ていた衣装
現代で言うところの

▲火消の制服
が展示されていましたが
現代の火に近づいても大丈夫な
熱に強い防火服がないうえ
火事と喧嘩は江戸の花と
例えられるぐらい火事が
多かった江戸時代は命懸けの
消火活動だったんでしょうね


他にも時代劇を見た事がある人なら
誰でも知っているであろう
この桜吹雪が目に入らぬかぁ


の台詞でお馴染みの
遠山金さんこと遠山金四郎の

▲起証文(きしょうもん)
なるものがありました

ですが起証文と言われても
大の大人ですら

と来る人は
いないのではないでしょうか


なので必ずと言っていいほど
どの展示物にも
こんな風に解説が書かれています



▲クリックすると大きい画像が見れます
思わず

と、声に出したくなるような
内容だったりするので
大人も子供も楽しめます

同じく時代劇には欠かせない

▲町方与力の十手
(まちかたよりきのじって)
ちなみに・・・
町方与力とは役職の事だそうで
町奉行の下で江戸の町を
取り締まっていた人達の事を
指すそうですが
江戸と大阪では町方与力の
役割内容が違ったみたいです

詳細は割愛させて頂きますが
十手一つにしても
色々背景があるんですね


あ

忘れちゃいけないコチラの

▲看板
どこの看板か皆さん分かりますか



で、お馴染みの
越後屋の看板でした

でも越後屋って元々は
三越百貨店の屋号ですよね

正直こんなイメージで
いいんでしょうか



こうして人の波を掻き分けながら
まだまだ博物館探索は続きます

今日の一言
『遠山 金さん痔持ち 馬乗れず

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